「会えて、よかったよ。約束、ちゃんと守るから、安心してな。それで、今度は光になって、俺たちを照らしてな。
母ちゃんが、亡くなる前に言ったんだ。死んだ人は、光になるんや、って。その言葉、俺、信じてるんよ。だから雫ちゃんも、光になるって」
タヒチ君は言った。
そうだ、私はもうすぐ光になるのだ。
光になって、世界を照らすのだ。
そう思ったら、むくむくとまぶしい気持ちが膨らんでくる。
それからタヒチ君は、私の頬に自分のほっぺたをくっつけた。タヒチ君の匂いが懐かしかった。
「ありがとう。いつかきっとまた会える気がするから、お別れの言葉は言わないでおくよ」